白髪にさせない栄養素まとめ

皆さん、白髪って食べ物で増えたり、減ることはあるのかな?

こんな疑問をもっていませんか?

白髪は老化現象のひとつですが、食生活の問題の影響で増えたり、若いうちから生えたりすることがよくあります。逆に考えれば、バランス良い食生活に改善したり、髪の成長に効果がある食べ物をとり入れたりといった事で、白髪の進行をある程度抑えることはできる、ということです。

そこで今回は、白髪を改善するためにおすすめの食べ物と、反対に白髪を増やしがちな食べ物をお教えします。

老化によって新陳代謝や酵素のはたらきが衰えると、髪の色(メラニン)を決めるメラノサイトという細胞のはたらきが低下し、白髪の原因となります。

ですから、新陳代謝や酵素のはたらきを補うために、タンパク質、炭水化物、脂肪の三大栄養素をバランス良く食べることが大切です。

自分の生活習慣や体質に合わせて、これからご紹介する「白髪を改善する食べ物」を毎日の食生活に取り入れてみてください。

ご紹介する食べ物は、メラノサイトを活性化する効果があるものや、髪や頭皮の健康維持に効果があるものなど、さまざまな形で身体に良いものばかりです。

カルシウム:牛乳、チーズなど

牛乳やチーズなどの乳製品には、メラノサイトを活性化するために必要なカルシウムが豊富に含まれています。そのため牛乳やチーズを食べれば、メラノサイトが活性化してメラニンが多く作り出されるようになります。

牛乳、チーズの魅力はカルシウム量の多さ、そして吸収率の高さです。たとえば、牛乳コップ一杯200mlあたりにカルシウムは約220mg含まれています。そのカルシウム量を魚介類や野菜類で比べると、イワシ1尾60gの約5倍、乾燥ひじき一人分約8gの約2倍となります。また、カルシウムの吸収率は魚介類約30%、野菜類約15%しかありませんが、乳製品は約40%もあります。

タンパク質:牛肉、豚肉など

髪のほとんどはタンパク質でできていますから、牛肉や豚肉などの肉類でタンパク質をしっかり摂取することが大切です。

タンパク質は肉類の他にも、魚介類、卵、大豆などの主菜に多く含まれているので、一般的な食事をしていれば、極端に不足することはあまりありません。ですが、たとえばダイエットなどの食事制限や、インスタント食品、ファーストフードに頼って偏った食事をしているとタンパク質不足になることもありますから注意が必要です。

銅:タコ、イカなど

タコやイカなどの魚介類には、メラニン色素の合成に必要な銅が多く含まれています。銅が不足するとメラニン色素の合成が正常に行なわれなくなり、白髪が増える恐れがあるので、タコやイカなどを食べて補給しましょう。

ヨード:昆布、わかめなど

昆布やわかめなどの海藻類にはメラノサイトを活性化させるヨード(ヨウ素)が多く含まれています。ヨードは代謝維持に必要な甲状腺ホルモンを分泌する「甲状腺」に多く存在しており、ホルモンの構成成分として重要なはたらがあります。甲状腺ホルモンはタンパク質、炭水化物、脂質の代謝を促進する効果によって、細胞の成長を活発にし、メラノサイトを活性化します。

ビオチン:レバーなど

レバーには皮膚や粘膜の健康に関わるビオチンが多く含まれます。ビオチンはビタミンB群の一種で、アミノ酸の代謝に関わる酵素を助けるはたらきがあります。髪の毛はアミノ酸がたくさん集まり、多くなるとタンパク質に変わります!もしビオチンが不足して酵素のはたらきが悪くなると、タンパク質がうまくできなくなり、白髪が増える原因となります。

核酸:ちりめんじゃこ、煮干しなど

ちりめんじゃこや煮干しには髪を健康に保つ効果をもつ核酸が多く含まれています。核酸は髪のもとになる細胞の活動に関わっている成分です。そのため核酸が不足すると、髪の老化を加速させて白髪を招いてしまいます。

ちりめんじゃこや煮干しなどの葉酸を多く含む食べ物を食べると、核酸の新しい細胞を作り出すはたらきによって、若々しく健康な髪を保てます。

パントテン酸:納豆など

納豆に多く含まれるパントテン酸は、ストレスへの抵抗力を高める効果や、頭皮と髪の健康を保つ効果があり、白髪改善の効果も期待できます。

ストレスは白髪が増える原因のひとつです。強いストレスを感じると血行が悪くなり、髪に栄養が届きづらくなる事で白髪が増えてしまいます。パントテン酸はストレスをやわらげるはたらきがあるので、摂取するとストレスへの抵抗力を高められます。

また、パントテン酸はビタミンCのはたらきをサポートする役割もあり、コラーゲンの生成を助ける役割をもっています!

セレン:かつお節など

かつお節には老化から身体を守る効果をもつセレンが多く含まれています。

老化の原因のひとつは活性酸素です。体内で発生した活性酸素は、身体の様々な細胞を酸化させ、傷つけて衰えさせます。こうした活性酸素による酸化を防ぐ作用をもつ抗酸化酵素の合成に必要なのがセレンです。かつお節などのセレンを多く含む食品を食べ、抗酸化力を高めて老化を遅らせることで白髪の予防効果を期待できます。

白髪を増やす原因となる食べ物、飲み物

唐揚げ、トンカツ

唐揚げやトンカツなどの脂質は血行不良の原因になります。髪や頭皮の健康維持に必要な栄養は血液によって運ばれます。そのため血行が悪くなると、それらの栄養が毛根に届きにくくなり、白髪を増やす原因となります。

ラーメン、うどん

麺類を食べるときに汁(スープ)まで飲むという人もいますが、ラーメンやうどんの汁には多くの塩分が含まれています。塩分を多く摂取すると腎臓に負担がかかります。腎臓は血圧を調整するはたらきがあり、正常なはたらきができなくなると、血行不良を引き起こし、健康維持に必要な栄養が髪まで届かなくなります。
腎臓は白髪の改善効果が期待できるカルシウムの吸収を高めるはたらきもあります。ですが、腎臓が正常にはたらかなくなってカルシウムの吸収率が低下すると、白髪改善の効果が低下してしまいます。

お菓子、インスタント食品

加工食品には多くの添加物が含まれています。その添加物が白髪の原因になる場合があります。

添加物とは、食品の加工や保存の目的で使用するもののことですが食品添加物の代謝のためにビタミンやミネラルなどの栄養素が使われる、という問題点があります。そのため食品添加物を多く含むお菓子やインスタント食品ばかりを食べていると、栄養素が髪に使わる分まで残らず、白髪の原因になりえます。

白髪を改善したいならタンパク質、炭水化物、脂肪の三大栄養素をバランス良く摂ることに加えて、自分の生活や体質に合わせて白髪の改善に効く食べ物を取り入れましょう。

白髪の改善に効く食べ物は様々ありますが、とくにおすすめなのは牛乳やチーズなどの乳製品です。乳製品にはカルシウムが豊富に含まれており、さらに吸収率も高いため、魚介類や野菜類を食べるよりも効率良くカルシウムを摂取できます。さらに乳製品にはタンパク質も豊富に含まれているため、タンパク質が不足しているときの補給にもなります。

自分の食生活を見直してみて、白髪を増やす食べ物はなるべく減らし、白髪を減らす食べ物を積極的に取り入れてくださいね!

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