季節の変わり目や大事な予定の前は、ついつい髪色を変えたくなるもの。
お気に入りの髪色にすると、見た目が変わるだけでなく、なんだか気持ちも上がるような気がしますよね。
でもカラーをした後は色が抜けていってしまうのが少し残念ですよね…
今日はなるべくカラーが長く楽しめるように美容師が気をつけてもらいたいポイントをお教えします♪
そもそもなぜ髪の色が落ちていくのかというと、
髪の表面はキューティクルといった物で覆われていて、その内部にある元々の色素を脱色し、そこに染料をくっつける事で色がつきます。
ここにヘアカラー剤がつくことで、キューティクルが開き、髪の毛に浸透します。
浸透したカラー剤はまず中の色素を脱色して、同時に染料を酸化させ、色をつけていきます。
このように、脱色しながら色をつけていくことで、黒髪やブリーチ毛に色がついていくのです。
通常染めた髪は、ゆっくり色を落としていきますが、一度キューティクルを開いているので、これまでの髪よりも熱や刺激などに弱くなります。
そのため、洗浄成分の強いシャンプーを使ったり、高温でアイロンをしたりするとダメージを受けやすくなり、中の染料が早く落ちてしまうことにつながるのです。
ブリーチなしで髪を染めて長持ちさせる
髪色をはっきりと出すために行うブリーチ。
しかし通常のヘアカラーよりも髪へのダメージが大きいので、より色落ちが早くなってしまう傾向にあります。
ヘアカラーを長持ちさせたいなら、ブリーチなしのカラーで選ぶのがおすすめ。
カラーオーダーする時は濃いめに入れてもらう
大事な予定の前に染める場合、ブリーチありやブリーチなしにかかわらず、少し濃い色で入れてもらうのもいいかもしれません。
シャンプーや普段のヘアケアを重ねることで、予定のタイミングでちょうど良い髪色にすることもできます。
染めた当日はシャンプーNG!次の日からカラーシャンプーで洗う
当日(できれば翌日)はシャンプーをせず、気になるときはお湯で頭皮から洗い流すようにしましょう。
ヘアカラー剤は髪に定着するまで多少時間がかかるため、すぐにシャンプーをするのはNG。
また、髪に定着した後は、普通のシャンプーを使うのも避けるのがベター。
成分が強く、早く色落ちする原因になるためです。
髪をゆっくり綺麗に色落ちさせていくために、カラーシャンプーを使いましょう。
髪は長く濡らしておかない、シャワーもアイロンも温度は低めに
髪が染まるしくみの説明で、染めた髪はダメージを受けやすくなるとお伝えしました。
そのため、おうちでのヘアケアは念入りに行いましょう。
シャワーのあとは、なるべく髪を濡らしたままにせず、すぐにヘアケアをして乾かすこと。
また髪に熱を与えるものは避けた方がいいので、シャワーやアイロンの温度は低めに設定するのがおすすめです。
カラーシャンプーにはいくつか色の種類があります。
代表的なのは紫、色落ちで気になる髪の毛の黄ばみを抑えてくれます。
他にもピンクやシルバーなどもあるので、染めた髪色に合わせて選ぶようにしましょう。
いかがでしたでしょうか?
普段何気なく生活している中に、カラーの色落ちを早めてしまってる事、案外あるんじゃ無いでしょうか?
普段から髪の毛に気を遣ってあげていれば、カラーも長く楽しめますので、ぜひぜひ参考にしてみて下さいね♪